中京重機

Vol.3 油圧ショベル

何でもお気軽にご相談ください!

電話:0120-083-667

International:+8152-701-5188

何でもお気軽に
ご相談ください!

電話0120-083-667

International:+8152-701-5188

Vol.3 油圧ショベル

油圧ショベルはいろんな種類がありますよね

加藤

バックホーとかユンボ等とも呼ばれている油圧ショベルは様々な種類がありますね。
弊社がよく扱うのは特殊仕様の油圧ショベルといわれる、解体仕様や林業仕様、リサイクル仕様といったものです。油圧ショベルにはクラスや仕様が本当にたくさんありますが、一定のルールのもと型番がつけられていますね。

作田

油圧ショベルは本体の重量(機体重量)やバケットの容積によってクラス分けされています。重量といってもフロント部分(ブームから先)はいろいろな種類があるので、足回り部分の走行体と本体上部の旋回体の重さが基準になっています。

また、本体とバランスがとれる容積のバケットが設定されていて、機体重量20t⇔バケット容積0.7m3クラスとか、機体重量13t⇔バケット容積0.45m3クラスというようにクラス毎につり合いの取れるバケット容量が大体決まっていますね。

型番からある程度機体の仕様が読み取れますね。

作田

はい、メーカー毎に表記方法が違いますが、型番を調べると機体重量がわかるようになっているのは共通ですね。

型番をみれば仕様がわかる、型番の命名ルール

日立建機の型番ルール

加藤

日立建機の油圧ショベルの型番は[ベースの機種+機体重量+仕様]の規則でつけられています。例を挙げると日立(HITACHI)ZX200をベースとした後方小旋回機はZX225USという型番ですね。
その上のZX240等は標準機に増量ウエイトや各部の補強で重量が増した特殊仕様機となります。そこから本体や走行体(足回り)、フロント形状の違いで仕様の記号名称が変わります。後方小旋回「US」、後方超小旋回「USR」、解体仕様「K」、オフセットブーム「MR」、ロングクローラー「LC」などがあります。
例えば日立建機製の油圧ショベルで0.7m3クラス 後方超小旋回 ロングクローラー 解体仕様の場合「ZX225USRLCK」となりますね。

コマツ建機の型番ルール

作田

コマツ建機の場合は[機種(油圧ショベルはPC、ハイブリッドの場合はHB)+機体重量+仕様]ですね。
仕様の部分は後方小旋回「US」、オフセットブーム「UU」といったものがあります。
例)コマツ建機製の油圧ショベルで0.45m3クラス 後方小旋回 10番目のモデルチェンジの場合「PC128US-10」となります。

CATの型番ルール

加藤

キャタピラー(CAT)の場合は[機番(油圧ショベルは300番)+機体重量+仕様]となります。
例えば8tクラスの油圧ショベルは、308と表記されて、さらにモデルチェンジが進むと、アルファベットがB→C→Dといったように1つ進みます。
仕様の部分は後方小旋回「CR」、オフセットブーム「SR」、ロングクローラー「L」等が入ります。
例)CAT製0.25m3クラス 後方小旋回油圧ショベルで場合「308ECR」となります。

コベルコの型番ルール

作田

コベルコの場合は、[機番(SK)+機体重量+仕様]の表記です。仕様はオフセットブーム「UR」、後方小旋回「SR」、解体仕様「D」、ロングクローラー「LC」等ですね。
例)0.9m3クラスの解体仕様の油圧ショベルの場合「SK260DLC」となります。

加藤

メーカーの型番表記ルールが分かると、希望の油圧ショベルを見つけやすくなりますね。

作田

詳しいクラス対応表は弊社HP内の下記を参考にしてください。

油圧ショベルクラス対応表 油圧ショベルクラス対応表[カッコ内は新JIS数値]

ミニショベルクラス対応表 ミニショベルクラス対応表

これで仕様などの状態が分かりますね。

日本で人気の超小旋回機 後方小旋回機 クレーン仕様

どういった装備の油圧ショベルが人気なのでしょうか?

加藤
オフセットブーム
オフセットブーム

道路の幅が狭く、住宅密集地での作業が多い国内においては、狭い道でも作業できるサイズや小回り性能が重視されます。結果的にミニショベル(ミニユンボとも呼ばれます。)や中型クラスの油圧ショベルが日本では多くみられることになります。
とりわけ水道工事では上記の機体のサイズや小回り性能は重視されていて、それを補完する仕様が多く採用されています。
例えばブーム(アーム)を水平方向にも稼働する折り畳み式のオフセットブームはよく採用されていますね。フロント部を本体に近づけて旋回半径を小さくすることで、スペースの狭い現場でも旋回ができますし、油圧ショベルが侵入しにくい場所もブームを折り畳んで掘削できます。
コマツ建機ですとUU、日立建機はUR、ヤンマー建機の場合はシグマ、そしてクボタ建機はRXというシリーズで採用されています。いわゆる超小旋回機というグループです。

作田

狭い工事現場に適応した仕様の足回り(クローラー)は、ミニショベルやミニユンボというような狭い道に入ることを想定した1t程度のクラスに採用されていることがよくありますね。可変脚式クローラーだと道幅に応じてクローラー幅を変形できるので、狭い道路や住居の門等では幅を狭めて侵入し、実際の作業場所では幅を拡げて重心を安定して作業するといった使い方ができます。
ただし、運搬用のトレーラーに乗せられる幅に変形できるよう、40t以上の大型油圧ショベルにも可変脚式クローラーがオプション設定されることもありますね。

狭い日本の国土にマッチした仕様ですね。

特に人気がある仕様というどういった辺りになるのでしょうか?

加藤

油圧ショベルには様々な仕様がありますが、その中でも国内販売的に人気な油圧ショベルとなると「後方小旋回機」の名が挙がりますね。

後方小旋回機
後方小旋回機
作田

そうですね、狭い場所で旋回できるような後方小旋回仕様や後方超小旋回仕様といったあたりが、市街地等の狭い場所での作業に大体使われています。現場などでは一クラス上のショベルと同じくらいの掘削能力を持ち、なおかつよりコンパクトな機体が必要になることが多いです。

加藤

作業時にブームを伸長させる場合に、油圧ショベルには機体の重量バランスをとるために、機体の後端のカウンターウエイト(重り)を長くして装備しています。
ですが、後方寸法が長くなると、旋回する際に半径が大きくなってしまいます。そこで各社は後方小旋回機を設計する際、標準モデルと比較して本体の上方に配置したり約10-20%重いカウンターウエイトを旋回軸に近づけることで後方寸法を短くしていますね。

クレーン仕様の油圧ショベル

クレーン仕様の油圧ショベルも人気があるようですが。

作田
クレーン仕様
クレーン仕様

油圧ショベルは資材等の物品吊り上げ手段として建設現場で使われることがしばしばありますが、実はやむを得ない場合しかクレーンとして油圧ショベルを使うことができないルールがありますね。
MLクレーンとかニューショベルクレーンと呼ばれる、国が指定したクレーン検査基準に適合したクレーン仕様の油圧ショベルは、荷吊り作業を行うことが認められています。(事故防止を図るために安全衛生基準が厳格化された建設現場ではNGになる場合があります。)
クレーン仕様車は油圧ショベルとしてだけでなく、クレーンとしても利用できるため、現場作業を効率良く安全に行うことができます。

加藤

稼働時間4,000時間以内かつクレーン仕様で小旋回仕様の中古油圧ショベルは本当に人気がありますね。それに共用配管などが装備されていて、譲渡証明書(建設機械工業会指定のもの)と整備履歴があると争奪戦の趣もでてきますね。

作田

ただし国土が広く旋回幅を全く気にすることのない外国への輸出の場合は話が異なり、バランスの良い標準機が主流です。

解体仕様油圧ショベルの特徴

中京重機はどちらかというと特殊仕様油圧ショベルに力を入れています。今よく扱っているのは解体仕様油圧ショベルですね?

加藤
解体仕様機
解体仕様機

林業や解体、リサイクルに特化した特殊仕様油圧ショベルを扱ってきたのですが、なかでも解体仕様の油圧ショベルはまずブームの形状に目が行きますね。
解体作業では、ブームがより遠い位置にまでまっすぐに届くような形状になっていて、ビルの高い場所や地下深くの基礎の箇所を解体できます。
解体仕様のブームには、「セパレートブーム」「セミロングブーム」「ツーピースブーム」「ハイリフト(「3ピースブーム」「3つ折れ超ロングブーム」などと呼ばれることもあります。)」「ショートリーチ」などなど様々なタイプがあり、各メーカーがそれぞれ名称を付けています。ブームの構造も解体現場に適したものになっています。
一般的な油圧ショベルのブームは鉄板を貼り合わせた空洞状の構造ですが、解体仕様の油圧ショベルでは、解体作業中にブームの破損・歪みの発生を防ぐため、厚みを増した鉄板を使い、内部にも隔壁となる鉄板を配置しています。
また、ブーム・アームはサンドブラストと熱処理を加えて解体現場での耐久性を向上させています。
こうして堅く重いガレキをつかむ、砕く等の作業を安全に行うことができるブーム・アームが出来上がっています。

作田

それ以外の特徴としては、破砕したコンクリートなどが散乱した危険な解体現場でも安全に解体作業をするための、様々な改良が施されています。
本体のボディ下部はバンパーのような太いフレームで保護し、鉄板も厚く強化されています。また、クローラーのガイド数を増加させるなど足回りも強化されています。
さらにキャビンにも、上からの解体物の落下に備えたヘッドガードや、オペレーターを守るためのフロントガードの装備が法律で義務付けられています。

解体仕様油圧ショベルに強いコベルコ建機・日立建機

特に解体仕様の油圧ショベルで強いメーカーというものはあるのでしょうか?

加藤

コベルコ建機と日立建機が、解体仕様油圧ショベルの分野で評価の高いメーカーですね。

作田

コベルコ建機については国内トップレベルの解体業者である「株式会社 ナベカヰ」さんが世界最大のビル解体仕様機「SK3500D」を所有されているのは有名です。
コベルコ建機のバランスの良さと燃費の良さは、買取査定等で客先を訪問する際必ず耳にしますね。
3段ハイリフト仕様場合、作業の高さが20mほどになり、最大作業高さ付近の操作はかなりの慎重さが求められます。そのため、安定性と、操作性の高さは、実際に操縦するオペレーターさんにとってかなり重要視されるものとなります。

加藤

メーカー側もそれを十分に意識して、展示・試乗会を積極的に開催していますね。
また、燃費の面でも優秀だという声がユーザーからあがりますね。他社機と比較して油圧ポンプの取付位置が異なるので、おそらく油圧回路も含めた独自のノウハウを培っているのかもしれません。

加藤

日立建機の油圧ショベルは商品の選択肢が豊富ですが、中でも解体仕様については、カスタマイズに近いほどの仕様が選べますね。現場の作業内容に応じてフロント部分のブーム・アームが変更できるマルチブームシステムなどは、本当に日立建機は完成度が高いです。

作田
解体ハイリフト機
解体ハイリフト機

マルチブームシステム搭載機は、1台で高所解体作業(3段ハイリフトフロント)・基礎解体作業(ツーピースフロント)・通常掘削作業(標準バックホウブーム)など、正にマルチで活用ができるため、ユーザーの間でも評価が高いですね。
接続する油圧カプラーの状態が良くて置台(専用架台)等の付属品がそろっていれば、大型になればなるほどその有効性は高まります。ヨンゴーマル(1.6m3)クラスのパワーで基礎解体作業と27m以上の高さがワンタッチで切り替え可能なのは、大変魅力的なのではないでしょうか?

解体仕様といってもメーカー毎に特徴があるのですね。

解体仕様油圧ショベルに使われるアタッチメントと共用配管(ブレーカー・大割機・小割機)

解体仕様の油圧ショベルというと、やはりアタッチメントや配管の数とかが気になりますね。

加藤

解体仕様油圧ショベルはバケットではなく「ブレーカー」「大割機」「小割機」のようなアタッチメントが取り付けられることが多いです。
取り付け可能なアタッチメントは、油圧ショベルのピンの径・アーム先端の幅・油圧配管の数と仕様で決まるわけですが、なかでもアームの油圧配管の数は、解体仕様の油圧ショベルを選ぶ重要なポイントのひとつとなります。ユーザー様からの問い合わせが多いのは5本配管搭載の油圧ショベルですね。

作田

解体仕様の油圧ショベルに標準取付になっている共用配管は2本ですので、大割機のようなアタッチメントでは開閉動作のみ可能です。旋回動作は解体現場でもよく使われるので、開閉動作+旋回動作ができる、5本配管モデルは人気があります。共用配管だけで旋回ができるフリ-旋回式(当てまわしで動きます。)や、ARTS自動旋回(片側無限旋回)もありますが、やはり5本配管の解体仕様油圧ショベルは人気があります。

加藤

解体作業で使用するアタッチメントは高頻度で鉄筋・鉄骨を切断、または基礎や梁などのコンクリート構造物を削り崩すので消耗が激しいですね。
そのため、中古で出回るアタッチメント類は、現場でかなり激しく使い込まれたものを多く見かけます。
中京重機では、こういったアタッチメントをオーバーホールで再生して顧客に販売していますが、油圧ショベルへの取付用のピン穴が摩耗することでガタツキが発生するケースがあります。
このような場合、当社では独自技術によってピン穴を再生する技術をもっています。

作田

新しいウィンドウを開きますまる盛りくんですね。

産廃リサイクル仕様油圧ショベルの特徴

産廃リサイクル仕様ショベルに強いコマツ建機・日立建機・住友建機

産廃リサイクル仕様油圧ショベル等はどうでしょうか?やはり力を入れているメーカー等はあるのでしょうか?

加藤
マテハン機
マテハン機

業界ではよく「マテハン機」と呼ばれている、産廃リサイクル仕様の油圧ショベルで評判が高いメーカーは、コマツ建機、日立建機また、応用機械に注力している住友建機などが挙げられます。
コマツ建機や日立建機は、油圧ショベル界のオールラウンダーで、一般的な掘削用油圧ショベルから各種特殊仕様油圧ショベルまで扱う中で培った技術を活かし、産廃リサイクル仕様の油圧ショベルも人気があります。
金属リサイクル仕様油圧ショベルでは、住友重機械製のパーツが多く採用されていて、本家本元の住友建機もとくにニッチな分野で産廃リサイクル仕様の油圧ショベルを展開しています。

産廃リサイクル仕様油圧ショベルはどういった特徴・種類があるのでしょうか?

作田
リンクキャブ付き機
リンクキャブ付き機

スクラップ現場では、大量のリサイクル材を安全確実に整理するために、オペレーターの視野の確保が必要です。そのためキャブの高さを変えられる垂直式の「エレベーターキャブ」や、角度まで変えられる「リンクキャブ」、高い位置にキャブが固定されている「ハイキャブ」が設定されています。
また、リサイクル施設内等の屋内で利用されることが多いため、床面のコンクリートを移動で傷つけないようクローラーにグローサーのないフラットシューを採用している重機が多く存在します。

加藤
リフマグ機
リフマグ機

金属リサイクル仕様の油圧ショベルの場合は、扱うスクラップ材が鉄か非鉄かでアタッチメントを使い分けしています。
鉄(磁性のある金属)の場合、グラップル(つかみ機)をつかうよりもマグネット式(リフティングマグネット→リフマグ)を利用するほうが効率が良いので、一般的に採用されています。
このリフマグ仕様の油圧ショベルでは、強力な磁力を電磁石で発生させるためにエンジンの力を利用した発電機を搭載しています。本体機0.7㎥クラスをベースにした仕様の場合直径1100mmから1300mmのものが主流ですが、最大約600kgの吸着能力がありますね。
非鉄の場合はグラップルでつかみとります。取り扱っているリサイクル材によって、フォークグラブタイプや4枚羽のオレンジグラップルタイプなどから効率的に作業できるものを選択します。

作田

その他にも、リフマグとグラップル両方兼ね備えた「マグネット付きフォーク仕様」やスーパーロングのブーム・アームにオレンジグラップルを組み合わせた「港湾仕様」などのリサイクル仕様機があります。その他に自動車のスクラップ解体に特化した油圧ショベルで「自動車解体仕様・自動車リサイクル仕様」と呼ばれる油圧ショベルがあります。
この油圧ショベルはクローラーの前部(本体前部)にU字型のクランプアームを備えており、これで解体する自動車を抑え込んで固定します。クランプアームには左右から挟み込んで固定する仕様があり、解体対象の車を挟み込んで、エンジンルームからエンジンをグラップルで取り出すことができます。(挟んで引きちぎるペンチャータイプと切断する力の強いグラップルカッタータイプとがあります。)

リフマグやグラップル以外にも解体仕様のアタッチメントはいろいろあるのですね。

産廃リサイクル仕様の中古油圧ショベルの購入の際の注意点

産廃リサイクル仕様油圧ショベルの中古機械を購入する際に注意する点にはどういったことが挙げられるでしょうか?

加藤

産廃リサイクル仕様の油圧ショベルは、他の一般的な油圧ショベルと比較すると、圧倒的な生産量の少なさから市場や相場が成立しづらい重機といえます。
一般的に予定していた工期が終了後、必要のない重機を即座に売却することがよくあります。ところが、リサイクル仕様の油圧ショベルはリサイクル施設の中では一般設備と同じ扱いのため、売却されること自体が少ないのです。
また、一日中常に稼働するため、稼働時間が5~6年で10,000時間を超えているものもありますね。

作田

そのため、あまり稼働時間だけにとらわれず、実際の動作や重機の状態をしっかりと確認することが、産廃リサイクル仕様の油圧ショベルの中古の購入の際に必要になります。

産廃リサイクル仕様の油圧ショベルは他の重機と異なる仕様環境を持っているのですね。

林業仕様油圧ショベルの特徴

林業仕様油圧ショベルも、特徴あるカテゴリーですね。他のショベルよりもアタッチメントの操作が特殊なイメージがあります。

加藤

林業仕様油圧ショベルも中京重機でよく扱う重機ですね。切り株が残置されているような普通の山間部を移動するため、クローラーの高さが高く設計されているのが標準機と異なる点です。腰高のクローラーで切り株をまたいで移動する設計思想ですね。

林業仕様機
林業仕様機
作田

逆に傾斜の激しい山地で使用する場合は、低重心の標準機仕様のままでクローラーの脱落を防止するためのローラーガイドや、取付ステイの足回りの仕様変更がされている重機もあります。

加藤

林業仕様油圧ショベルのアタッチメントには複雑な動作をするものが多いので、取り付けられているアタッチメントに応じて操縦方法が異なるのも特徴のひとつですね。林業仕様機についてはオペレーションに応じて油圧ショベル本体の操縦の仕様が変更されます。

作田

油圧ショベルは一般的に両手のスティックレバーで重機を操作し、取り付けたアタッチメントを操作する場合はアタッチメントにパワーを伝える油圧配管を両足のペダルで操作します。
一方で、林業仕様機で使われる複雑なアタッチメントは電磁弁やコンピュータ制御の物が多く、スティックレバーとトリガーボタンの組合せで操作します。

加藤

アタッチメントの種類だけでなく、重機の作業環境によってニーズが変わるのも林業仕様の特徴ですね。
勾配が急で細い林道を通って山中深くに分け入る現場では、小回り性を重視し小型で後方小旋回機能がついた油圧ショベル、平坦な場所ではバランス重視、大木を扱う現場は重量やパワーを有する重機など、作業場所・扱う木材・利用用途などの条件を組み合わせて機械を選択することが林業仕様の重機には必要となります。
平坦な場所での作業ならば、小回りよりもバランスの良さを重視するでしょう。

林業仕様油圧ショベルに使われるアタッチメント~チェーンソー・ハーベスタ・プロセッサ・グラップル・フェラーバンチャ・スイングヤーダー

林業用のアタッチメントも種類が多いですね。

加藤

林業の現場においては様々な段階があり、整地(林道の整備)、伐根(木の根の掘り起こし)、伐倒(木の切り倒し)、枝払い(倒れた木の枝を取る)、玉切り(倒れた木の長さを揃えて切る)、集材(切り倒した木を集める)、それぞれのオペレーションに合わせたアタッチメントがありますね。

作田
林業グラップル
林業グラップル

そうですね、ざっと挙げるだけでも、木の根を掘り起こすための林業仕様バケット、チェーンソーによる伐倒、枝払い、玉切り作業までを一連で行うハーベスタ、伐倒木をつかみ枝払いと同時に玉切りを行うプロセッサ。これはつかむ機能が付いているので、仕分けや荷役もできます。
丸太をつかんで仕分けや荷役をするグラップル、グラップルにチェーンソーがついたグラップルソー、ハサミ式の伐倒機で立木を切倒してつかんで運搬するフェラーバンチャ、油圧ショベルにウインチを搭載し、倒した木をワイヤーで地引きして集材するスイングヤーダ・ウインチなどがあります。これだけの種類があるので、一つのアタッチメントに複数の機能が搭載されている場合もあります。
林業仕様油圧ショベルは、アタッチメントも含めて最近開発が盛んになり、新商品がよくでています。南星やイワフジのような国内の専用メーカー以外にも、ケスラーやケトーなどの海外製のアタッチメントを採用する機会が増えてきました。

作田

中古の林業仕様油圧ショベルは狭い場所で重く長い木材を扱うため、機械状態が良いものでもへこみが多いものもあります。中古の林業仕様油圧ショベルを選ぶ際には、機能や操作状況を見た目にこだわらずに選ぶことも必要です。

油圧ショベルは種類によってかなり違いがあることがよくわかりました。ありがとうございました!

こちらもオススメ

あなたが今、お探しの重機・建機はございますか?
具体的な商品名がなくてもご安心ください。おすすめの重機・建機をご提案いたします。

商品をお探しの方はこちら

お電話の方はこちらから

  1. ホーム
  2. >
  3. プロの目で見る重機・建機
  4. >
  5. Vol.3 油圧ショベル

ページの先頭へ

携帯電話からリスト情報閲覧!