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Vol.4 自走式スクリーン

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Vol.4 自走式スクリーン

自走式スクリーンの6つのタイプ

スクリーンにはいろいろな方式があるようですが?

作田

スクリーン(ふるい機とも呼ばれます。)は主に建築現場の残土をふるい分けして、建築資材などに選別・分別する機械です。
解体ガラなど残土の発生する解体現場、建設発生土が出る建設現場、鉱物の採掘現場である鉱山、混合廃棄物を大量に扱うごみ処理場などが活躍の場となります。

加藤

スクリーンには、定置式と自走式がありますが、処理量が多い場合は、プラントとして組んだ定置式を設置して対応することが多いです。
それに対して、自走式は移動できるため、工期を終えたら別の現場へ移ることができます。
移った先の現場ですぐに選別作業を行って商品化することで、残土発生現場と選別現場の間の運搬費用を削減できる利点もあります。
弊社では、こういった自走式スクリーンの中古機を多く取り扱っています。

なるほど、大きく分けると自走式・定置式の区別があるのですね。

加藤

はい、さらに自走式スクリーンの中でも大きく分けて「回転型」と「振動型」に種類分けできます。
回転型は、 円筒形状の網や振動を起こす振り子が回転していくうちに、投入物が網の目から抜け落ちて、ふるい分けされるタイプです。
振動型は、平面状のふるい面や網に投入物を載せて油圧動力などで振動させてふるい分けするタイプですね。

作田

「振動型自走式スクリーン」と「回転型自走式スクリーン」はさらに3つのタイプに細分化されています。
「振動型自走式スクリーン」は、スクリーンの形状によってタイプが分けられます。

「メッシュタイプ」は網状(メッシュ)のデッキで投入物をふるい分ける仕組みで、もっとも一般的な振動型スクリーンと言えるでしょう。網に直接投入物を投下するため、岩や大きな石が混じっていると、ふるいをするメッシュが破損しやすく、作業には注意が必要です。

メッシュタイプ
メッシュタイプ
メッシュタイプ
メッシュタイプ
メッシュタイプ
メッシュ
メッシュタイプ
メッシュ
作田

網状のふるいデッキの上段に頑丈な熊の手のように見える鋼鉄のバーが取り付けられているタイプは、「グリズリー(※灰色グマの意)タイプ」と呼ばれているんですよ。グリズリーは頑丈なので、岩や大きな石を取り除いてから、下の網に投入物が落ちます。グリズリーで下の網を守っているんですね。

グリズリータイプ
グリズリータイプ
グリズリータイプ
グリズリータイプ
グリズリー
グリズリー
グリズリー
グリズリー
作田

「フィンガータイプ」は指のような形状の鉄の棒が並び、その上に残土を投入し、ふるい作業をおこないます。形状から指に見立てて「フィンガー」と呼ばれています。クシ状のフィンガーが並んでいる上を投入物が流れることで選別が行われます。クシの隙間の幅によってふるい分ける粒度を決定できるため、選別精度の高い方式ですね。

フィンガータイプ
フィンガータイプ
フィンガータイプ
フィンガータイプ
フィンガー
フィンガー
フィンガー
フィンガー
加藤

振動型同様、「回転型自走式スクリーン」にも3つのタイプがあります。
円筒状の網かごの中に原料を投入して回転させ、製品を網目により選別するスクリーンが「トロンメルタイプ」です。ぱっと見はドラム式の洗濯機の形状に似ていますね。他の自走式スクリーンと比較すると、振動や騒音が少ないことが特徴です。

トロンメルタイプ
トロンメルタイプ
トロンメルタイプ
トロンメルタイプ
トロンメル
トロンメル
トロンメル
トロンメル
加藤

複数の円盤(ディスク)にシャフトが刺さり、それらが串刺しされて並んでいる形のスクリーンが、「ディスクタイプ」と言われます。ディスクの回転速度を変更することで様々なサイズに選別できます。回転速度を速くすると細かいサイズのものが選別でき、逆に回転速度を遅くすると、ディスクの隙間と同程度の大きさのものまで選別できます。
ディスクタイプの自走式スクリーンは選別精度が高い機種だといえますが、ディスクの素材は鉄ではなく硬質ゴムなので、大きな石など硬いものが入ると停止や破損したりするので要注意です。

ディスクタイプ
ディスクタイプ
ディスクタイプ
ディスクタイプ
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
加藤

その他に、デッキそのものが横方向にグラインド回転する方式があり、これは「ロータリータイプ」と言われます。木材チップの選別に適していますね。

作田

そうですね。縦方向に力が加わる振動式などの場合は、細長い形状のものはオーバー材でも選別されずにすり抜けることがあるんです。一方で、ロータリータイプは横回転により遠心力が加わり、細長い形状のオーバー材もすり抜けにくいので、木材チップの選別を行うにはロータリータイプが向いていますね。
バイオマス発電所へ納入する木材の破砕物はサイズにシビアですので、細長い形状の木材チップの抽出には、ロータリータイプの自走式スクリーンによるふるい分けをお勧めしたいしたいですね。

ロータリータイプ
ロータリータイプ
ロータリータイプ
ロータリータイプ
ロータリータイプ
ロータリータイプ
ロータリータイプ
ロータリータイプ

目的に合ったタイプの自走式スクリーンを選ぼう

6タイプある自走式スクリーンですが、どれがどういった作業に向いているかは悩みどころですね。

加藤

現場にどのタイプの自走式スクリーンを導入するか迷うかもしれませんが、選定方法についてはポイントがあるんです。
具体的には、「1.投入物」「2.最終的に取り出したいもの(商品)」の2つから、導入する自走式スクリーンのタイプを選ぶんですよ。
比較的大きな石や岩が混じっている投入物には、頑丈なグリズリータイプが向いているでしょうね。
フィンガータイプの場合は、フィンガーの強度によって適しているものが異なっているんです。例えば混合廃棄物の選別だと、比較的強度の低いフィンガーでも大丈夫なんですが、デッキの長さが処理能力に比例しますから、大型の機械が向いているでしょうね。砂利や砂を選別して5ミリアンダーの商品を希望するなら、メッシュタイプの自走式スクリーンが条件を満たすのでしょうね。

作田

ゴミの分別に利用するのならば、ディスクタイプかトロンメルタイプが向いているんじゃないでしょうか?
特にディスクタイプの自走式スクリーンは、近年、災害復旧現場で実績を積んでいる重機です。泥混じりの原料を乾燥後投入した場合、かなりの効果が期待できるんじゃないでしょうか?
また、木材チップの選別には、ロータリータイプのスクリーンが最適です。

加藤

自走式スクリーンはタイプによる特徴を理解して、ぜひ、最適なものを選んでいただきたいですね。

「純国産製品」と「国内ブランド製品」がある自走式スクリーン

自走式スクリーンにメーカーごとの特徴はあるのでしょうか?

加藤

国内メーカーが自社ブランドとして製造・販売している自走式スクリーンは、「グリズリータイプ」「フィンガータイプ」「メッシュタイプ」「ロータリータイプ」の4種です。
主なメーカーは、コマツ建機、日立建機、そして諸岡です。

作田

現状ですと、ディスクタイプは商社による海外製品の輸入販売が主流ですし、トロンメルタイプも海外製品が大半で、国内メーカーの台数が少ないですね。

加藤

コマツ建機は「BM」ブランド、日立建機は「VR」ブランドで国内販売をしていますね。この中には海外製の重機を輸入して自社ブランドとして展開しているものもあります。
国内ブランドとして定着していますが、部品価格が若干高かったり、日本での供給が不安定なものもあるようです。

海外メーカーの自走式スクリーンはどうでしょうか?

作田

国内で製造されていない「ディスクタイプ」や「トロンメルタイプ」を使う場合は、海外メーカーを利用ということになります。
サンドビック(SANDVIK)、パワースクリーン(POWERSCREEN)、フィンレー(Finlay)、テレックス(TEREX)、マクロスキー(McCloskey)などの海外メーカーがあげられますが、これらが合併や独立を繰り返したことから、日本でも輸入代理店の変更が行われ、パーツ供給ルートの確認が難しい場合もあるんですよね。

加藤

そういった理由で、海外メーカーの製品は、故障した際に部品によっては調達に時間を要してしまうこともあります。
メンテナンスなどの点で安定した稼働を希望する場合、導入前に日本キャタピラー、リョーキ、緑産などの総代理店がしっかり定着しているメーカーについて調べておくと良いですね。

作田

ところで、同じ種類の重機・建機であっても、メーカーごとに機能や特徴が異なることはよくありますが、自走式スクリーンに関しては、メーカーによって目立った特徴の差異がないのです。…シンプルな構造だからでしょうか?

加藤

そうですね、あえて挙げるとすれば、国内と海外のメーカーでは耐久性のポイントが異なる点でしょう。
スクリーンは振動の塊のような重機なので、常に振動にさらされている本体は稼働時間が長くなると亀裂が発生します。メーカーは、防止策として様々な手段で耐久性の向上を図っています。
国内メーカーのスクリーンは海外製品を輸入販売し、改良してきた経験から、新しい型になるほど耐久性が向上されています。それに、スクリーンの稼働に必須のゴム部品、ラバークッション、ホース類が日本の耐候性に適合しているため、消耗品は長持ちしますね。

作田

ドイツメーカーの機械は部材が厚く、金属素材産業の進化により耐振性の高い素材を使っているため、比較的耐久性は高いです。
スクリーンはアイルランド製の機械が多いですが、中には華奢なつくりの機械もあるのでチェックが必用な場合もありますね。
海外製のシリンダーメッキロッドは日本の気候と相性が悪いようで、回送時のみ油圧稼働されるロッドなどは、メンテナンスを怠ると不具合に繋がります。

海外製ロッドの錆
海外製ロッドの錆
海外製ロッドの錆
海外製ロッドの錆
加藤

そのため、中古の自走式スクリーンを導入する場合、振動デッキの溶接面の亀裂の有無、デッキを支持している構成部材をきちんとチェックすることが必要ですね。

海外では、自走式スクリーンはどのように使われているのでしょうか?

作田

そうですね、土質改良機や木材破砕機と違って、多くの海外メーカーで自走式スクリーンが製造されていて、どの国でも、自国メーカー製の自走式スクリーンを使っていますよ。
ただし例外があって、ハバロフスクやサハリンなど、ロシアの極東地域では、日本から輸出された自走式スクリーンが多く活躍しています。
ヨーロッパには多くの自走式スクリーンメーカーがありますが、ロシア極東地域とは距離があり、大陸を陸送する必要があります。しかし日本からなら海路で輸送できるため、日本からの方が輸入しやすいですね。特にコマツ建機の自走式スクリーンは人気がありますね。

自走式スクリーンを使う上で注意する点はどんなことでしょうか?

加藤

ふるい分けによる選別を行う自走式スクリーンですが、一番多く発生するトラブルは「目詰まり」ですね。スクリーンの「目詰まり」は作業効率に大きく影響します。
例えば、メッシュタイプの自走式スクリーンの場合、水分を多く含む土砂が目詰まりにつながることが多いです。

デッキの目詰まり
デッキの目詰まり
デッキの目詰まり
デッキの目詰まり
作田

雨の日を避けて、晴天時に土砂を十分に乾燥させた後でスクリーン選別にかけることが大切ですね。ただし、埋立地や河川といった地盤自体に含水率が高くて乾燥後の選別が難しい場合は、トロンメルタイプの自走式スリーンを利用すると、回転する網の外側に付いているブラシによって目詰まりを起こさず、簡単にふるい分けができます。

トロンメルタイプ
トロンメルタイプ
トロンメルタイプのブラシ
トロンメルタイプのブラシ
加藤

トロンメルタイプの自走式スクリーンの場合は、ふるい材が布やひも状の形をしていると目詰まりしやすいですね。ごみ処理場などで混合廃棄物を多く取り扱っていて、ビニールひもやひも状の布の廃棄物が多く発生する場合は、事前に手選別で除いておくことが必要です。

目詰まりしやすい現場
目詰まりしやすい現場

できるだけ乾燥する、目詰まりにつながる物は除去するなどの前処理が大切なんですね。

作田

サイドベルトコンベア(サイドベルコン)に関して言うと、ベルト部分に亀裂が入ったりひび割れて切れてしまったりするトラブルも多いんですよ。特に鉄筋片のような鋭利な破片が入った投入物を選別するとよく起こるトラブルですね。
そのため、スクリーンの選別処理前に、鋭利な破片は前もって人の手で取り除くことが大事です。

やはり前処理が大切ですね。

加藤

その他によく起こるのが、ベルコンの駆動モーターの不具合ですね。予防策のポイントは、モーターに過負荷を避ける為、ふるい材の投入量を調節することです。また、モーターの不具合を軽減するために定期的なメンテナンスの実施とベアリングのグリスアップが必要ですね。

作田

作業の前後のサイドベルコンの開閉・展開作動時のトラブルもよく起きます。
展開動作を行う際、サイドベルコンを開く際に留め具(安全ピン)を外し忘れて、ピンやピン穴廻りが破損してしまったりサイドベルコンを閉じずに自走して建物や他の重機と接触してしまうケースですね。
特に大型の自走式スクリーンでは、サイドベルコンを開いたまま移動すると全幅10m以上となり、横幅が広くなることもあります。

加藤

移動の際は、しっかりと作業姿勢から走行姿勢までサイドベルコン収納などの姿勢変更を完了させ、作業員や周囲の重機・建機・建物へ最大限注意して走行するようにしてください。

大型スクリーンは、展開するとサイズが大きいですから、細心の注意が必要ということですね。

自走式スクリーンへの投入時のトラブルと回避策

量の調整など、投入時にも注意が必要に思えますが?

作田

そうですね、自走式スクリーンへのガラ・レキなどのふるい材の投入時にトラブルが起こる場合もありますね。

加藤

特によく発生する事案が4つあります。
まず、油圧ショベルなどでの投入時に自走式スクリーンにバケットをぶつけてしまうこと。油圧ショベルのオペレーターの視界よりも、自走式スクリーンの投入口(ホッパー)の位置が高いため、ホッパー内の様子が見えず、ショベルのバケットを自走式スクリーンのホッパー内部のデッキメッシュにぶつけてしまうことがあります。
次にあるのが、バケットとホッパーをぶつけないように注意しすぎて、逆に高すぎる位置から投入物を落としてしまうトラブルです。こうなると自走式スクリーンのデッキ(網)や本体に多大なダメージを与えることになってしまいますね。

破損したデッキ
破損したデッキ
破損したデッキ
破損したデッキ
作田

3つ目のケースはふるいと排出の処理速度に見合わない量をどんどん入れすぎてしまうことですね。排出部分の状態を確認せずに、投入物を入れ過ぎると、排出処理が追いつかなくなり、ベルコンが止まることがあります。
4つ目は、投入口が見えづらいため入れやすい投入口の奥側にばかり投入物を落としてしまい、偏りがでてしまうケースですね。その結果、自走式スクリーンの荷重が偏ったまま運転し続け、機械本体がどんどん歪んでしまうこともあるんですよ。

こういったトラブルを避けるために有効な施策はありますでしょうか?

加藤

回避策が3つあります。
1つ目は投入量や投入場所を指示する誘導者をつけることですね。特に、オペレーターが毎日変わったり、慣れていない場合には、誘導者を一名つけて、投入場所や投入量を指示することが大事でしょうね。
2つ目は投入作業用の目印ガイドをつけるというもので、どの位置でバケットと爪を返すかなどの目安として、旗などで目印をつけておきます。そうすることで、オペレーターの感覚だけに頼ることなく投入作業ができるようになります。
3つ目は投入側より低い位置に自走式スクリーンを設置する策です。事前に小山を作って、投入機を高い位置に上げることで、スクリーンとの間に高低差をつけることができるため、投入口を見下ろして操作できるようになります。

作田

投入作業を同じ高さで行っていると自走式スクリーンの投入口は見えづらく、操作がオペレーターの感覚頼りになってしまいますので、これは重要ですね。

投入方法の改善でも自走式スクリーンの状態に大きな差が出るんですね。

レンタルか、中古か、自走式スクリーンの調達について

自走式スクリーンの調達となると、新品の他にレンタルか中古が選択肢としてあがりますが?

加藤

一般的な重機のレンタルの場合、レンタル業者に在庫があれば即座にレンタルできますが、自走式スクリーンに関してはレンタル機を持つ業者が数少なく、また、充分な在庫が常時あるわけでもありません。そのような理由から自走式スクリーンをレンタルで賄うことが難しくなることがあります。
レンタル業者側にとっても一般的な重機・建機と比べ、レンタルでの稼働率の低い自走式スクリーンは、維持費用が重荷になりがちです。

作田

以前レンタル業者に弊社が問合せした際、1社は保有の自走式スクリーンがすべて出払っていて、別の1社はニーズがないので取扱いを止めていました。トロンメルタイプやディスクタイプの回転式のスクリーンの場合は、保有している業者がもっと少なくなります。こういったことから、レンタルで自走式スクリーンを導入したくても難しい場合は頻繁にあります。

中古の自走式スクリーンの入手時のポイント

自走式スクリーンをレンタルで調達するのは難しいんですね。中古の自走式スクリーンを購入する場合、どんなことに注意すればよいでしょうか?

加藤

自走式スクリーンを中古で入手する際には、きちんと重機の状態を確認することが大切です。
比較的目につきやすいベルトコンベアやスクリーンデッキ(織網)などの消耗品よりも、スクリーンデッキを支えているステーやそれを受けている本体部分、ベアリングの確認が大切になりますね。
まずは、指差し確認しながらひび割れやフレームの歪みの有無を注意してチェックしてください。ただし、中古重機が塗りなおされていると、塗料やふるった土砂などが、ひび割れを隠してしまい、少し見ただけでは見逃してしまうことがあります。

中古の自走式スクリーン
中古の自走式スクリーン
亀裂の補修跡
亀裂の補修跡
作田

そういった場合、「以前はどんな使い方をしていたかを確認する」、「サービス履歴を見られるかお願いする」という2点を行ってください。ひび割れや歪みがあっても、どんな風に使っていたか?どんなメンテナンスを行ってきたか?を知ることで、根本的な原因を推し量れます。
それに、これらの情報をきちんと開示してくれる中古販売業者は、重機の状態をしっかり把握していて信頼できる業者でしょう。

加藤

また「実際に動かして確認する」こともお願いしましょう。重機の状態を確認させてもらうことはとても重要です。
その際は振動と音、また温度に注意してください。極端に振動や音が大きかったりすると、ベアリングに問題があるかもしれません。「ゴー」という音はフレーキング、「ゴトン」という音はかじりの兆候で要交換ですね。
その他20分程度振動させてベアリング部分が熱を持つ場合は、注意が必要です。時には手で触れられないほどの高温になる場合もあります。こんな時はベアリングを疑ってください。仮に大きな音がしていなくても、グリス切れや、以前にグリス切れを起こし、転動体が正しく回転せず抵抗となり過熱している場合があります。こういった場合も交換が必要になります。

売却時の査定額がアップする中古の自走式スクリーンの
メンテナンス方法

トラブルを避けるためにメンテナンスが必要ですが、リセールバリューの点からも大切な要素ですね。

加藤

そうなんです!使用後の売却で購入時のコストを回収できる点は、自走式スクリーンの中古機導入の利点のひとつですからね。ですが、中古重機の状態によっては査定額が下がってしまうこともあります。

作田

できるだけ高く査定されるための、自走式スクリーンのメンテナンスポイントがあります。
まずはとにかく清掃です。溜まった有機物は本体を腐食しやすくしますし、進んだ腐食は査定額を大きく下げてしまいます。
トロンメルタイプのスクリーンの場合、選別している産業廃棄物に有機物が含まれていると、遠心力により外板パネル内側の一定方向に腐食を促進させる物質が付着しやすいので、注意が必要です。特に選別対象がごみや木材チップなどの有機物の場合は、月に1度は清掃が必要です。

加藤

自走式スクリーンの稼働期間中、サイドベルトコンベア(サイドベルコン)はめったに閉じることがないため、回送の際に閉じようとしても閉じないというトラブルが起こることがあります。
そうすると、サイドベルコンを閉じるための修理が別途必要になってしまいます。そこで強引に閉じようとしてフレームが曲がってしまうと、査定額はさらに下がってしまいますね。
そうならないよう、月に1度はサイドベルコンが閉じるかどうかを確認してください。その際はグリスアップもしておくと万全といえます。

作田

最後に、メンテナンスとは異なりますが、純正品として付いている装備品が揃っていることは査定に好影響を与えます。普段の業務で利用しないリモコンなどの装備品も管理しておくとよいですね。

ありがとうございました!自走式スクリーンの取り扱い方から高額査定のポイントまで、非常に参考になりました。ありがとうございました!

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